2009年12月27日 (日)

Ryuichi Sakamoto Playing The Piano featuring Taeko Onuki。

今年の3月から始まった坂本龍一ピアノソロツアーですが

全国を回った後、ヨーロッパ各地でもツアーを行いました。

そして今月になって再び、2009年最後のツアーが日本で開催されました。

http://www.skmt09.com/tour/index.html


今回は、教授1人ではなく「featuring 大貫妙子」と題した

関東と大阪の全7公演のミニツアーです。

その中から最終日の東京国際フォーラム ホールCに行ってきました。

3月の全国ツアーも同じ会場で行われた初日公演に行きました

初日よりもツアー最終日の方が評判がかなり良かったので

今ツアーは迷わず最終日をチョイス。

9列目のセンター付近という結構な良席が取れてラッキーでした。


前回は教授自身があらかじめ弾いたMIDIピアノとの"共演"でしたが

今回はピアノ1台のみ。

背景のスクリーン映像も無く、ステージはシンプルな状態です。

客電が落ちて暗くなった瞬間、どこからともなく赤ちゃんの泣き声が。。。

そこに教授が静かに登場。

それでも赤ちゃんは泣き止まず。

そのまま曲が始まってしまいました。

そして1曲終わるまでずーっと泣き声は止みませんでしたsweat01

正直、全く落ち着いて聴けなかった。。。

赤ちゃんが泣くのは仕方ないと思うけど

さすがに曲の最後まで泣きっぱなしはキツイ(苦笑

すぐにロビーまで出てあやすとか少し配慮が欲しかったなぁ。

大音量のライブと違ってピアノコンサートだし…


前回のツアーの時も、いろいろと問題になってました。

ちなみに、教授の方針としては特に年齢制限を設けず、

赤ちゃんの泣き声も一種の環境音的な捉え方で受け入れるとのこと。

ただし、泣き止まない時は外に出るなど

その辺りは各自で常識的な対応をして欲しいとも言っています。


教授サイドがいくら良い音を追求して聴かせようとしても

聴き手側に問題があったら全く意味がないと思うのです。

赤ちゃんが泣くのはある意味不可抗力だとしても

開演前にアナウンスがあるにもかかわらず

携帯の電源を切らず着信音を鳴らすのはホントに勘弁して欲しいannoy

(今日は鳴らなかったけど)



愚痴でしたbleah



さて、最初の数曲はアルバム『out of noise』からの選曲で

ピアノ以外にも音はありましたが、それ以降は教授の弾く生ピアノだけ。

前回と違ってテンションもテンポも決まっていない

演奏者の“生々しい”感情がダイレクトに伝わってきます。

ピアノの音がとても気持ち良く響いてました。


大貫さんが登場すると、ステージはまた一変。

ホールにすーっと溶け込むような歌声がとても心地いい。

教授は普段の演奏とは違い“伴奏”に徹する訳ですが

そこはやはりただの伴奏ではなく、絶妙なバランスで主張してましたねwink

最初のリハで合わせた時は、お互いが全く噛み合わなかったようですが

ツアー最終日ともなると見事に昇華してました。


色彩都市』など、教授もアレンジで参加している曲が披露される中、

1曲だけ2人の作品ではない、山田耕筰の『この道』が唄われて

コレがホントに素晴らしかったshine


1曲ごとにMCが入って、噂どおりの“夫婦漫才”で楽しませてもらいましたw

風の道』を唄っている途中、突然大貫さんが「ごめんなさい…」と

唄うのを止めました。

教授の演奏は止まらず、結局そのまま続いたのですが

大貫さん曰く、客席からのすすり泣く声で感極まってしまったとのこと。

歌詞を考えると、2人の関係からしていろんな事を思ってしまいますけど…wink


最終日ということでサービスしてくれたのか『戦メリ』も躊躇なく(?)弾いてくれたし

前回のツアー初日よりも数倍良かったです。

本当にステキな時間を過ごす事が出来て

あの空間に居られた事をラッキーに思います。

行けて良かったーshine



2009年12月23日 (水)

ヴェルナー・パントン展@東京オペラシティ。

ICCの次は3Fにある東京オペラシティアートギャラリーへ。

ヴェルナー・パントン展」を観てきました。


ヴェルナー・パントンと言えばあの有名な“パントン・チェア”のデザイナー。

今回は50年代半ばから70年代半ばの作品を中心に

家具だけでなく、テキスタイルやドローイングなど約150点が展示されています。


当時としては画期的だったであろうスチールを組み合わせたものや

プラスティック素材を使ったものなど、その個性的な椅子たちは

単に椅子とは呼べないほどアートな感覚に満ち溢れています。

パントン・チェアの初期モデルから現行モデルまでを年代順に見比べると

その普遍的なデザインの素晴らしさにあらためて気付かされるのでした。


今回の展示の目玉はなんといっても

《ファンタジー・ランドスケープ》 「ヴィジョナ2」です。

1970年ケルンの家具見本市「ヴィジョナ2」で発表されたこの作品が

会場内に再現され、実際に中に入って自由にくつろぐ事が出来ます。


Vp_3
《ファンタジー・ランドスケープ》 「ヴィジョナ2」
ケルン家具見本市での展示風景1970 ©Panton Design, Basel


ただ、結構混んでいたので、まったりくつろぐ事は出来ませんでしたが

作品を体感出来るのはとても貴重な経験でした。

もっとふかふかしてると思ったら、実際は結構堅かったsweat01

でも、こういうデザインは大好きなのでホントに楽しかったなぁ。


パントンさんは丸が好きなんでしょうか?

やたらと丸いデザインが多く、自分も丸は大好きなので

きっと気が合うと思いましたw

非常ベル(?)をデカくしたような丸い壁掛けランプが

なんとも怪しげでおしゃれでステキすぎです。


椅子やランプなど個々の作品から

それらを含めた空間そのものまでデザインした

現代でも特異に映る程の強烈な個性を目の当りにすると

当時はとんでもなく画期的なデザイナーだったんじゃないかと

容易に想像出来ます。


パネル展示ですが、パントンが手がけた当時のレストラン内装を観てると

こんな風に余裕のある時代がなんだかとても羨ましいなと思いました。

今もこういったスペースはどっかにあるんですかね。

近所にあったら通うのにwink



ヴェルナー・パントン展

東京オペラシティアートギャラリー

2009年10月17日(土)-12月27日(日)

入場料:一般¥1000 (ICCのチケット提示で割引あり)



コープ・ヒンメルブラウ展@東京オペラシティ。

久々にアート展を観に行ってきました。

場所は東京オペラシティ。

毎年この時期は、巨大なクリスマスツリーがお出迎えしてくれます。


Image002


今日は2つのアート展を観ます。

まず一つ目は4FにあるICCで開催中の「コープ・ヒンメルブラウ 回帰する未来」。

コープ・ヒンメルブラウとは、1968年にウィーンで設立された建築設計事務所。

固定概念を覆す、非常に特徴的な形の建物を数々デザインしています。

http://tinyurl.com/yas5lub

おそらくこういった建築に詳しい方々には有名なアート集団だと思われますが

何も知らずに行ったので、始めは人の名前かと思ってた(苦笑


さて、今回の展示ですが、今まで手がけてきた建築物に関するものは

入り口脇に設置された2台のモニターによるスライド的な展示のみ。

実はメインの展示はインスタレーションなのです。


会場に入ってすぐ目の前にあるのが

アストロバルーン1969 リヴィジテッド-フィードバック・スペース》。

巨大な透明バルーンの下に被験者が入りポールを握ると

心拍を感知して鼓動と光を発するというもの。

同時に2人まで体験可能で、同行した友達と一緒にやってみました。

自分の鼓動が光と共に会場内に響き渡ってなんとも不思議な感じ。

相手の鼓動も同時に鳴るのでシンクロさせてみようと思ったけど

やはり心拍数は自在にコントロール出来ないものですw

なかなか終わらないなと思ってたら、単に手を離せばいいだけでしたsweat01

1969年から実験的に続けられてきたものが、こうして完成形に至ったという過程が

すぐ脇のモニターでビデオ上映されていました。


バルーンを潜り抜けるともう1つのインスタレーション

ブレイン・シティ・ラボ》があります。

これは巨大なランドスケープの模型で

人間の脳と都市構造の類似性を表現したもの。

被験者の動きを感知し、ランドスケープ上にアニメーションや音として

さまざまな変化をもたらします。

分かりやすさで言えば、圧倒的にアストロバルーンの方でしたが。


そんな感じで、大胆すぎるほどシンプル且つ挑戦的な展示だったなぁと

思うのでありました。

ちなみに、後で気付いたんですが今日が展示の最終日だったみたい。

見逃さずにラッキーだったshine



ICCと言えば、入場無料の「オープン・スペース2009」も観ていかないと。

前回訪れたのはテノリオンの実機を触りに行った時なので

当然、2009になって展示内容もガラっと変ってました。

オーサグラフ:ISSロングターム・トラッキング》が興味深かった。

世界地図の表記方なんですが、コレはすごく画期的だと思いました。

丸い地球儀ではなく正三角形の地球儀で地形を表す事も可能。

シームレスに繋がっているので、どの国を中心にした地図でも作れます。


他にもいろいろあったけど、無響室エマージェンシーズ!の2つのエリアは

人が並んでいて待ってる時間が無かったので観られなかった。

また行かなくては!

ちなみに、オープン・スペース2009は来年の2月28日まで開催してます。


さて、もう1つのアート展へ移動です。

続く。



2009年11月30日 (月)

しろたいやきやいたろし。

気付いたら今月一回もブログを更新してなかったので

無理やり更新してみるbleah


という訳で(?)たいやきですw


Img_1893


はい。

今流行りの“白いたい焼き”。

実はブームのあおりを受けてか、近所にたいやき屋が乱立してまして

テレビでも「たい焼き激戦区」などとよく取り上げられている始末。


写真のたい焼きは、たいやき工房 白家のたい焼きで

黒つぶあん入りとカスタードクリーム入り。

他にも抹茶とか黒ゴマとかいろいろあります。

でもこの店で一番変ってるのは、“白焼き”と呼ばれる

中身の入ってない素のたい焼きです。

醤油を付けて食べたり、鍋の具として食べたりするらしい。


ココの本店もそうですが、白いたい焼きの発祥は福岡のようですね。

モッチモチの食感で、冷めても美味しいのが特徴。

ちなみに、白いたい焼きの元祖を謳ってる「藤家」も近所にあったりします。


確かに美味しいのでブームになるのもうなずけますが

何となくサイズが小さい気がしてちょっと寂しい(苦笑

見た目はたい焼きだけど、別のお菓子だと思えばいいのかも。



今まで食べたたい焼きで一番美味しかったのは

麻布十番にある「浪花家総本店」かなぁ…

って、それほどいろんな店のを食べた訳じゃないんですけどw

ココのは昔ながらの“ザ・たいやき”って感じで

皮がパリっとして、しっぽまでアンコがたっぷり。

焼鳥を一串ずつ焼くみたいに、1個ずつ型でガッチャンガッチャン焼くんです。

1個食べればもう幸せになれるhappy01


さて、白いたい焼きブームはいつまで続くのか。



2009年10月23日 (金)

After Effects Night Vol.03@赤坂ブリッツ。

早くも3回目を迎えたAfter Effects Nightに行ってきました。


Ae008


今回の会場は第1回目と同じ赤坂ブリッツ。

400名も参加出来るのに毎度の事ながらほぼ満席で

こんなにユーザーが集まっちゃうのはスゴイなと思います。

みんなバリバリ使いこなしてるんでしょうか。。。

そうだったら恐ろしいですね(苦笑



最初のコーナーは、本郷伸明さんによる

『Panasonic AVCCAM AG-HMC155 x After Effects CS4で創るコマ撮りの世界』。

お菓子の実写素材を使って作られた「SWEET REVOLT」という作品の

制作過程を披露してくれました。

クッキーなどのお菓子を1枚づつコマ撮りしてPhotoshopで切り抜き、

それらを様々に組み合わせてロボットや戦車を表現している

とても可愛らしい世界観の1分程のムービーです。

仕事の合間に自宅でコツコツと制作していたそうですが

かなり大変な作業だったと思います。

動きが速くて見ている方は殆ど認識出来ないようなところも

ちゃんと作りこんでいて、作者のこだわりを感じますね。

(お名前をクリックするとリンク先でムービーが観られます)


最後に“本郷ダスト”と呼ばれるテクニックを披露してくれました。

PVの画面に漂っているチリのようなものですが

ちょっとした空気感を出すのに使っているようです。

ちなみに“本郷ダスト”は、1人のスタッフが勝手にそう呼んでいるだけとのことw



次に、イベントの協賛である(株)フラッシュバックによるAE用プラグインのデモ。

Magic Bullet Looksがかなりよさげでした。



続いて毎度おなじみ、タナカカツキさんと菅原そうたさんによる『After Effects研究所』。

今回の研究テーマはサードパーティー製の各種プラグイン。

とうとう、CS4の標準機能は研究し尽くしてしまったのでしょうか。


最初に紹介したのは、簡単にリアルな海面を表現出来る「Psunami」。

海のテクスチャーをいろいろと設定出来るとの事で

海面をつぶつぶにしたり、チョコレートにしたり、ラーメンにしたりしてました。

次に紹介したのは、パスに沿って画像を立体に押し出せる「3D Serpentine」。

10円玉や、木や、そうたさんの父親の顔などをコレでもか!と押し出してました。

最後は、AEプラグインでは有名な「Particular2」。

火の玉や、蜂や、おばさんをパーティクルに貼り付けて

お2人自ら被写体になった実写素材と合成して遊んで(?)ました。

今までのAENイベント中、一番為にならなかったけど一番面白かったですw



15分の休憩を挟んで、adobeの方によるCS4のデモ。

昨日発売されたばかりのWindows7を搭載したワークステーションで

サクサク動かしてました。

ちなみに、AEなどadobeのビデオ関連ソフトはCS5からすべて64bit版のみになるそうです。



続いて、協賛である日本ヒューレット・パッカード(株)による

ワークステーション「Z」シリーズの紹介。

単純に欲しいですwink



最後は、高野光太郎さんによる

『After Effects CS4 - 今知るべきテープレス・カメラワークフローとその周辺』。

NHK教育「えいごであそぼ」で放送された「WHAT ARE YOU DOING?」の

制作過程を披露してくれました。

AEの3D空間に配置した素材に、カメラのズームやパンなどの動きを付けることで

あたかもモーションカメラを使って撮影したような映像を表現していました。

地デジ(HD)でのオンエアーということで、素材に寄ってもボケないように

大きなサイズで収録する必要があり、RED ONEを使って4Kで収録したそうです。


RED ONEのRAWファイルとPremiere Pro CS4との相性は良いらしく

プレビューの解像度をそれ程落とさなくてもサクサクと再生出来たり

レンダリング無しで素材をダイレクトに色補正したり出来るのが

気に入っているそうです。

そこで簡単なオフライン的な事をして4Kのサイズのまま必要な素材を書き出し

AE持って行って作業していました。

元々4KなのでHDサイズのコンポジションでも、素材をある程度拡大しても

殆どボケずに使えるそうです。


配置した素材のターゲットをカメラにして、常にカメラに対して正対するようにしても

カメラがチルト方向に動きすぎると素材の向きが破綻してしまうので

2つのヌルをかましてエクスプレッションで制御する技も披露してくれました。

最終的にセッションの時間がなくなって、マスクの話がカットされてしまい残念でした。



そんな感じで今回のイベントも終了。

20時終了予定が押してしまい、結局3時間半もの長いセミナーになりましたが

内容的にもとても充実したイベントでした。



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